今年で10年目を迎える学生展は、国内外より過去の86校の学校が参加し、学生作品の発表の場として東京デザイナーズウィークのメインコンテンツとなりました。学生たちの大きく成長することを目指して、10万人が訪れる明治神宮外苑中央で開催します。



TOKYO DESINERS WEEK2010 学生作品展テーマ

「Red List - 絶滅危惧種」

「デザイン」から、「環境」×「デザイン」へ。
今年からTOKYO DESIGNERS WEEKはくらしと環境のデザイン展として大きく変わります。

地球環境の変化によって影響を受けているのは、けして人間だけではありません。動物や植物もその1つです。絶滅のおそれの高い種をまとめる「Red List」には、約8700種の野生動物、約8500種の植物が挙げられています。多種多様な原因のほぼすべてが私たち人間の利便性を追求した生活が引き起こしています。

また、他の視点で捉えてみると、人間の生活に永い間、溶け込んできたモノ、素材、伝統技術、文化、感性など、時代とともに失われてしまった多くのものも存在します。絶滅危 惧とは一般的に地球上の動植物の絶滅と捉えられますが、今年の学生作品展では絶滅危惧を広い視野を持って捉えます。

時代の転換期に、私たちの身の回りの生活を観察し、今の社会や生活に溶け込むように変換（デザイン）することが、今だからこそデザイン領域が課せられた１つの使命であ ると考えます。

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